理想の睡眠時間は!?大人は何時間寝ればいいの?

日中、集中して働いている時に眠気を感じたことは、誰しも1度は経験がありますよね。私はよく学校の授業で眠くなっていました。お昼ごはんを食べた5時間目が多かったように記憶しています。そんな時は、足をつねったり、手をペンでつついてみたり。いろんなことをして、なんとか凌いでいました。しかし、たまにどうしようもなく、寝てしまうこともあり、何度か先生に怒られたこともあります。
前の晩に夜更かししていたのならともかく、ちゃんと寝たのになぜ?とよく思っていました。今でもお昼休憩後の仕事の時に眠くなることがありますが、これ以上日中への悪影響を避けるべく、大人は一体何時間寝るのが理想の睡眠時間なのか調べてみました。

 

■大人の理想の睡眠時間は何時間?

いろいろ調べて見ると、実はこの睡眠時間は時代によって少し変わったりもしています。書物や論文によっても若干違いものもありました。

しかし、だいたい共通している時間は…

・7時間くらいが理想の睡眠時間

ということでした。

様々なデータがありましたが、ここでは2つご紹介します。

カリフォルニア大学サンディエゴ校のダニエル・クリプケ博士の110万人以上を対象にした研究(2002年)では、1日6.5〜7.4時間寝た人たちが最も死亡率が低かったという結果が発表されています。

名古屋大学の玉腰暁子博士の40〜79才男女10万人での追跡調査では、睡眠7時間が最も死亡率が低いという結果が出ています。

 

■7時間も寝られない
しかし、これを読まれている方の多くは7時間も睡眠時間が取れていないのではないでしょうか。私も7時間も寝られることはまず無理で、6時間か、短い日は5時間くらいです。

しかし、ご心配なく。あくまでも理想です。一日に使うエネルギー量や体力、食事量など人それぞれで異なりますので、少しでも健康的な短時間睡眠をしたい方は下の記事を読んでみてください。

→睡眠時間が短いのに元気!?身体に負担をかけない就寝方法は?


また、ご年配の方は一日に使う体力が少なくなっているので7時間も寝なくても大丈夫と言われています。自然と朝方目が覚めてしまって、7時間も寝てられない方も多いでしょうが。

 

■寝過ぎは寿命が短くなる!?
調べて驚いたことは、ただ長く睡眠を取ればいいのではなく、逆に長く睡眠を取り過ぎると寿命が短くなるというデータです。

データの詳細

長すぎるのも身体には毒になってしまうんですね。ずっと寝ときたいと昔はよく言ったものですが、身体には適度に負荷をかけないといけないんですね。

 

■昔は1日8時間が理想?
ところで、「1日8時間」が理想の睡眠時間と聞いたことはないですか?
調べてみてわかったのですが、これは医学的根拠はなにもないようです。多くの人の睡眠時間である6〜9時間という統計から出された平均的な時間を理想の睡眠時間と勘違いされていたようです。時代によっても睡眠時間が変わってしまうんですね。それだけ、科学が進歩したということでしょうか。

 

理想の睡眠時間は7時間くらいだとわかりましたが、すべての方が7時間寝れば元気になるでしょうか?
今までの経験からおわかりのように答えはもちろんNoです。
では、もっといい眠りにつくにはどうすればいいのでしょうか?
以下に睡眠の質を高める記事も書いていますので、そちらも是非読んで自分にあったよりよい眠りを探してみてくださいね。

→眠りの質を高める1
→眠りの質を高める2
→眠りの質を高める3