睡眠時間が短いのに元気!?身体に負担をかけない就寝方法は?

周りにやたら睡眠時間が短い人はいないですか?私の友人にも3〜4時間睡眠を続けている人がいます。だけど、とても元気で、健康診断も問題なし。そんな方を見て羨ましいなぁと思った方も多いのではないでしょうか。
短時間睡眠でも問題ない人はまれにいます。その方の多くは遺伝的に大丈夫な身体の持ち主です。テレビで有名なのは、明石家さんまさん。芸能人でさんまさんの寝ている姿を見たことないとか、周りが寝たいのに寝かせず一日中しゃべり続けていたとか。そのような特異体質の方の真似を普通の方するといつか必ず身体を壊してしまうのでやらないようにしましょう。ていうか、できないですよね。
しかし、仕事が立て込んでおりしばらく短時間睡眠で頑張らないといけない、子どもが夜泣きをするので一晩中寝られない、家族の看病で夜もつきっきりなど人生には睡眠時間を削ってでもやらなきゃいけない時があります。
そんな時、短時間睡眠でも深く眠ることができるかお教えしましょう。


そもそも寝ている時に身体では何が行われているかというと、肝臓や腎臓で疲れの物質を取り除いたり、脳で頭の中を整理したりしています。当然身体に負担がかかる生活をしていると寝ている間に疲れの物質が取れず翌朝も身体のだるさなどを感じたりします。
つまり、身体に負担の少ない生活を送ることが良い眠りにつながります。
では、少しでも眠りを深くする方法をご紹介すると、

・寝る2時間前からは絶対に食べない。
・心を落ち着けて床につく。
・寝る前にストレッチを5分間行う。
・寝る1時間前からは明るいものを見ない。

が挙げられます。1つづつ詳しく説明しましょう。


■寝る2時間前からは絶対に食べない
これは、消化に費やすエネルギーの問題に結びついていきます。もし、寝る前に食べ物を取ると、寝ている時に消化管が働かなければならずエネルギーを使ってしまいます。食べると当然ではないかと思う方も多いと思いますが、このエネルギーとても大きいんです。しかも、胃に血液が集中してしまい、寝ている間に全身を巡らないといけない血液の循環が悪くなってしまいます。食べないと寝られないという方もいますが、その習慣は必ず直したほうがいいですよ。

■心を落ち着けて床につく
これは心理的・精神的なことに結びついていきます。嬉しいことならともかく、悲しいことや辛いことがあったらなかなか寝られないですよね。そんな時は考えないようにすることです。1つの方法が頭の中で「あーっ」と言い続けることです。10分続けてみてください。10分前とは違う感情がほんのすこしでも起こっていませんか?
また、音楽が好きな方なら、落ち着いた曲を聞くのもいいです。好きな方でも激しい曲は交感神経が優位になってしまうのでこのタイミングでは避けたほうがいいです。むしろ、目覚めにはとてもいいですが。お酒が好きな方なら少量のアルコールもいいでしょう。ですが、アルコールは寝ている時に分解される物質で、身体に負担をかけるものです。少量のアルコールで、気持ちがゆるんだ、全身の力が抜けてホッとした状態でやめるようにしてください。

■寝る前にストレッチを5分間行う。
一日酷使した身体は想像以上に凝り固まり、萎縮しています。そこでストレッチをおこなうことで、筋肉が緩みます。筋肉が緩むことで交感神経優位だったものが副交感神経優位へと変わっていきます。また、全身の血の巡りもよくなりやり終えたあとは、とてもスッキリした気持ちになるはずです。

■寝る1時間前からは明るいものを見ない。
明かりの刺激を気にしたことはありますか?電気がある生活を当然のように行っていると明るいのが当たり前のように思ってしまいます。しかし、強い明かりは交感神経を優位にしてしまい、深い睡眠の妨げになります。短時間しか寝られない時は直前まで明るい状態が続いているかもしれませんが、寝る1時間前くらいからは目に入る刺激を抑えたほうがいいです。


ここでは、短時間しか寝られない時の少しでも深く眠るための方法をお伝えしました。これらは通常の睡眠の時にも役立つものですので、よかったら是非実践してみてくださいね。それにしても、私も子育て真っ最中で、仕事でも大きなプロジェクトがまだまだ続くので、あと3年は睡眠時間が短い生活が続きそうです。